育児相談室
おむつ&おしりのお役立ち情報局

第18回 現在の保育園のおむつ事情はどうなっているの?

各家庭で使い慣れているおむつを持参してもらう園が増えています

まず、布おむつと紙おむつどちらを持たせる保育園が多いかですが、地域によっても、また同じ地域でも公立、私立、無認可、認証保育園などで違いがあります。公立では基本的にはレンタルの布おむつ(※のちほど詳しく説明)を使用する保育園が多いのですが、最近はママたちの要望もあって、自宅で使っている布おむつや紙おむつを使用する園も増えてきています。

1日のおむつ使用枚数は保育時間や子どもの排泄の間隔によって個人差がありますが、レンタル布おむつ以外は、その日に使う分のおむつを自宅から持参し、汚れたおむつを自宅に持ち帰ってもらう保育園が多いようです。

業者と契約し、使用した枚数分だけ料金が発生するレンタルシステム

先程もお話した布おむつのレンタルですが、このシステムを取り入れている保育園は、業者と契約しています。子どもが使用したおむつの数を毎日担当の保育士が表などでチェックし、毎月使用した枚数分を各家庭から集金して、保育園がまとめて業者に支払います。

布おむつを自宅から持参する場合も、紙おむつの場合でも、うんちのあとはホットキャビンで温めたおしりふきを使う園が多く、こちらもレンタルする場合は、毎月使った枚数分の代金を支払うことになります。

また、レンタル布おむつの場合は、おむつカバーが数枚必要です。おむつカバーはサイズがあるので、子どもの成長に合わせて買い替えが必要になります。レンタルおむつ代とおむつカバー代を考えると、紙おむつのほうが経済的なこともあり、紙おむつの使用が増えてきているようです。おしりふきもレンタルではなく、市販のおしりふきの使用を希望するママたちが多く、保育園では経済的なことも配慮して、できるだけ親のニーズに応えるようにしています。

六笠元子先生(元星美学園短期大学教授)

現在も「幼児の健康」「幼児保育」「小児保健」など乳幼児の健康に関する科目を担当しながら、ママの悩みに答える電話相談員の活動も行っています。孫の成長が、何よりの楽しみ。

製作:ベビカム編集部

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