育児相談室
おむつ&おしりのお役立ち情報局

第11回 トイレをいやがる赤ちゃん。機嫌をそこねず、行かせる方法は?

お子さんの様子を観察して、尿意や便意のサインを見つけましょう。

2歳を過ぎる頃から、表情や動作あるいはことばなどに、尿意や便意のサインが見られるようになります。また、お昼寝から起きておむつがぬれていなかったり、2時間程度おしっこの間隔があくようになったら、おまるやトイレに誘ってみましょう。タイミングよく出たら、大いにほめてあげましょう。嫌がったら無理をしないで、おむつにもどしてあげましょう。

発達段階からいうと、出たあとに知らせることから始まりますが、けっして叱ったりしないことです。まずは、おしっこやうんちが出ることが大切。おしっこやうんちをしたい感覚、出たのを見る感覚、出る音を聞く感覚などがわかることは、自発性を促して自立につながります。ママも子どもの育つ力を信じて、いっしょに楽しみましょう。

まずは、トイレの環境を整えること。楽しんで行うことも大切です。

保育園では、トイレの子ども用の便器で保育士といっしょに、あるいは一人でおしっこやうんちをしている光景を見ます。家庭でおまるやトイレを嫌がって座ろうとしなかったりするのは、おまるやトイレや補助具の高さや幅のサイズが合っていなかったり、冷たかったり、無理に座らされたり、失敗して叱られたことがあるなどが考えられます。食事、お昼寝、お風呂やお遊びと同じように、トイレではママといっしょにおしっこやうんちができることを楽しむ気持ちで、あせらず、叱らず、ほめることを原則として気長に見守ってあげましょう。

六笠元子先生(元星美学園短期大学教授)

現在も「幼児の健康」「幼児保育」「小児保健」など乳幼児の健康に関する科目を担当しながら、ママの悩みに答える電話相談員の活動も行っています。孫の成長が、何よりの楽しみ。

製作:ベビカム編集部

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