育児相談室
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第4回 海外で赤ちゃんが病気にかかった。どうしよう?

都市部ほど費用がかかる、アメリカの医療事情

私がアメリカに滞在していたときもっとも驚かされたことは、"アメリカには日本の国民健康保険のような、全ての国民が対象となった医療保障制度は存在しない"ということです。しかも医療費が日本に比べ、高額。アメリカの場合、都市部ほどその費用は高く、私の住むサンフランシスコ近辺ですと入院費は1日で約 120,000 円!もちろん病院によって費用はさまざまですが、平均でこのくらいかかります。それで、多くの人は民間の保険会社や医療組織に加入するのです。もちろんその保険料も決して安くはありません。ただ保険に加入しなければ、「病気で破産」ということにもなりかねないのです。特にアメリカの場合、それぞれの家庭でホームドクターを決めていることが多く、ホームドクターが判断/処置できない場合に限り、症状に応じて専門医や大きな病院を紹介してもらうのが一般的です。

外国語が苦手なママには、日本語サポートデスクのある海外旅行保険を

仮に子ども連れで海外旅行をされる場合、海外旅行保険に入ってから出発されるとよいでしょう。海外旅行保険も、会社や加入プランによって補償内容がずいぶん違います。ただ、その多くに"日本語サポートデスク"が設置されおり、電話ひとつで病院選びからその後の対応まで指示してくれるようです。子どもはいつ熱を出したり気分が悪くなったりするかわからないものです。やはり海外旅行保険に入っておくほうが安心でしょう。それに海外旅行保険に加入しておけば、何といっても費用面の負担が激減しますからね。これから夏休みに入ると、子連れで海外旅行される方がたくさんいらっしゃると思います。医療機関のお世話になることのないよう、くれぐれもお子さんの安全と体調を最優先に考えてくださいね!

橋本実加さん(海外在住ママ)

2005年7月に夫のもとへ息子を連れて渡米、今は育児に追われる毎日です。日本にいるとき以上に子どものことを守ってやらねば・・と思っています。

製作:ベビカム編集部

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