育児相談室
赤ちゃんの病気豆知識

皮膚の病気

虫刺され

かかりやすい月齢/6ヶ月〜
かかりやすい季節/春〜夏

どんな病気?

種々の虫に刺されたり触れたりすることが原因

刺される虫の種類には蚊・ノミ・シラミ・ブユなど色々あり、また刺される(正確には咬まれる)だけでなく、虫体自体や蝶類などの鱗粉(りんぷん)(蝶類の翅についている粉)に皮膚が触れることによって起こるトラブルも総称して、虫刺され(虫刺症)といいます。刺された時の痛みや刺し口がはっきりしない場合は、屋外で起こることが多いので、植物の葉や樹粉による皮膚炎と区別しがたい場合もあります。

主な症状は?

低年齢ではしこりになることも

一般的な蚊・ノミなどに刺された場合は、刺された部分が赤く盛り上がり、かゆみを伴います。虫の種類や体調によっては、中心部の刺し口が水疱になったり、 500円玉大程度の赤いしこりになる場合もあります。掻きこわしてしまうと水疱が破けて滲出液が出たり、とびひ(伝染性膿痂疹)に至る場合もあります。通常、低年齢ほど赤さや盛り上がりが激しく、年齢が大きくなるに従い、成人と同じような刺され方になります。

治療とおうちでのケアは?

肌をガードして予防を

上記のような症状であれば、市販の虫刺され薬を使い、清潔を保つことで1週間程度で治ります。かゆみが強い場合、掻き壊してしまっている場合は受診すると、炎症止めやかゆみ止めの外用薬が処方されることが多いです。また腫れが5cm大以上になったり、何日も引かない場合は受診した方がよいと思います。春から夏にかけては、虫のいそうな場所へ行く時は長袖・長ズボン・靴下を着用し、虫除け剤を使用しましょう。

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