育児相談室
赤ちゃんの病気豆知識

熱が出る病気・うつる病気

気管支炎

かかりやすい月齢/特に決まっていない
かかりやすい季節/秋〜冬

どんな病気?

細菌やウイルスの感染で発症

患者の唾液・鼻汁などの飛沫や、空気中に存在する細菌・ウイルスが、のどや鼻から入り、さらに奥の気管・気管支に炎症を起こす病気です。潜伏期は通常、 2〜7日間以内ですが、マイコプラズマという細菌とウイルスの中間の性質をもつ微生物が原因の場合には、2〜3週間潜伏期があります。

主な症状は?

発熱と激しい咳から

38度前後の発熱、咳・鼻、くしゃみなどの症状で始まり、次第に咳が激しくなります。痰がらみの咳が出始めると止まらず、年齢の小さい子ですと吐く場合もあります。重症化するとゼイゼイと息苦しそうな呼吸をしたり、呼吸時に鎖骨や肋骨の周辺がペコペコと凹む陥没呼吸が見られることも。呼吸状態が苦しく、水分摂取が十分出来ない場合には、入院して点滴する場合もあります。

治療とおうちでのケアは?

痰をきりやすくする工夫を

細菌やマイコプラズマが原因の場合は抗生物質を投与しますが、ウイルスが原因の場合は抗生物質が効きませんので、対症療法として咳止めや痰きり、気管支拡張剤などを使用します。痰がきれないと回復に時間がかかりますので、室内の換気・保温・加湿を十分に行い、水分を多めに摂るようにしてください。室内での喫煙は厳禁です。また、鼻汁と痰が一緒になってゼロゼロしている場合もありますので、家庭用鼻汁吸引器の使用も効果的でしょう。

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