育児相談室
赤ちゃんの病気豆知識

熱が出る病気・うつる病気

熱中症

かかりやすい月齢/5、6ヶ月〜
かかりやすい季節/春〜夏

どんな病気?

高温の環境が原因で起こる体温上昇

暑い時に長時間直射日光を受ける(日射病)、日光は浴びなくても高温多湿の風通しの悪い場所に長時間いる(熱射病)などの原因で、体温調節ができなくなり、体温が上昇し脱水症にいたる病気です。同じ条件でも、年齢が小さいほど体温調節機能が未発達で、外気温の影響を受けやすいので、発症しやすくなります。

主な症状は?

ぐったりして体が熱いが、発汗は少ない

ぐったりして顔が赤く、体が熱くなります。汗はあまりかかず、尿の回数や量も減ります。年齢が大きい子どもでは、頭痛・嘔吐・のどの渇きなどを訴えることもあります。元気に遊んでいても急に発症することや、その日の体調によっては短時間で発症する場合もあります。重症では、けいれん・意識消失に陥る場合もあります。

治療とおうちでのケアは?

体を冷やし、水分補給を

ぐったりしているのに気づいたら、すぐ風通しのよい涼しい場所に移動させ、衣服をゆるめ頭や体を冷やします。体を拭く、扇風機やうちわなどで風を当てるのも効果的です。落ち着いたら水分(水・お茶・ジュース・イオン飲料など)を十分に与えます。熱中症は予防できる病気ですので、暑い時間帯は外出を控える、外出する場合も短時間にし、まめに子どもの様子をチェックする、帽子・着替え・飲み物・タオルなどを持参する、といった工夫が必要です。どんなに短時間でも、絶対に車内に子どもを置き去りにしないことはもちろんです。

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