- スマートな幼児体型になる
- 意味のある単語を言える
- つたい歩きがスピーディーになる
- ♂約70〜77cm
- ♀約73〜76cm
- ♂約7800〜10.6kg
- ♀約7300〜10kg
ほとんどの赤ちゃんは1歳までに上手にハイハイできるようになり、つたい歩きも素早くなります。両手を離して歩ける子もいるでしょう。なお、ひとり歩きの早い子と遅い子には7〜8カ月もの違いがあります。
これは歩くためにはいくつかの条件が必要だからです。まず、筋力がついていること。そして体のバランスをとる機能が発達していること。転んだ時にパッと手を出して防御できること。さらに重要なのが赤ちゃん自身が「歩きたい」と思うことです。そのため、赤ちゃんの性格が大胆か慎重かによっても運動能力に違いがでてきます。体をよく動かしている赤ちゃんほどスマートになりやすいので、体格にも差が出てくるのです。
なお、言葉は話せるとしても1単語文ですが、話せない子もお母さんの言うことはある程度理解しています。そのため名前を呼ばれると飛んできたり、「ちょうだい」と言われるとおもちゃを渡したりと、徐々に言葉でのやりとりができるようになっていきます。
1歳ともなれば、もうすぐ赤ちゃん期も卒業です。外から帰ったら手を洗い、離乳食の後には歯みがきをし、早寝早起きをするなどの生活習慣を身につけていきましょう。赤ちゃんが嫌がったら無理強いせず、できるだけ楽しい雰囲気を演出してください。
なかなか寝ついてくれない時には、早起きをすることから始めてみて。お父さんお母さんが夜更かししないこともポイントです。
また、赤ちゃんが1人で歩けるようになったら、外へとできるだけ連れ出して自然や人と触れ合う機会をたくさん持たせましょう。公園でほかの子どもたちと触れ合ったり、滑り台やブランコで遊んだりと、いろいろなものに触れるうちに、赤ちゃんの社会性が養われていきます。また、葉っぱや犬、車などを見かけたら、赤ちゃんに言葉で教えてあげて。お勉強ではなく、和やかな雰囲気でおしゃべりするといいでしょう。自然と言葉に触れることで、赤ちゃんの言葉が養われていきます。
とうとう生まれてから1年が経ちました。ママにとっては1歳のお誕生日は感慨深いですね。泣いてばかり寝ているばかりだった赤ちゃんも、今では好き嫌いなどの自己主張もし、カタコトの言葉も言い、ウロウロと動けるようになりました。もう赤ちゃんや乳児ではなく、子ども、幼児と呼ばれるようになります。これから歩けるようになり、外での活動も活発になると新たな心配ごとも増えますが、まずはこれまで無事に1年成長してきたことを喜びましょう。
この時期になると「卒乳」を考え出すママも出てくるでしょう。長い人生から見たら、赤ちゃんがママからおっぱいやミルクをもらう時期はほんのわずかの期間。ママにとっても、赤ちゃんにとってもかけがえのない、幸せな時間です。1歳になったからといって、どうしても母乳やミルクをやめなければならないというわけではありません。たとえば、1歳になっても離乳食をほとんど食べずにおっぱいばかりを欲しがるような場合もあれば、次の子を妊娠したり、復職したりと、さまざまな事情で母乳をやめなければならない場合もあるでしょう。あせらず、"卒業"のタイミングを見極めましょう。
製作:ベビカム編集部