- おすわりが安定する
- ハイハイが始まる
- 指先で物をつかめる
- ♂約70〜74cm
- ♀約69〜72cm
- ♂約9000〜9800g
- ♀約6800〜8900g
背骨をまっすぐに伸ばし、体のバランスを取りながら安定したおすわりができるようになります。それとともに両手があくので、両手を使って遊ぶ機会がどんどん増してきます。両手で引っ張ったり、打ち合わせたりするうちに、両手を協調させて動かすことを知り、右手から左手に物を持ちかえるのもますます上手に。
だんだんと指先も発達して、細かな動きができるようになります。今まではわしづかみだったのが、4本の指と親指とで持てるように。赤ちゃんせんべいなどを自分で持って食べる姿も見られるようになるでしょう。
ハイハイはちゃんとできる子もいれば、まったくできない子、後ずさりしてしまう子など様々。できたとしても片足をつけなかったり、おすわりの形で移動したりと赤ちゃんによってスタイルが違います。また、目の機能はさらに発達し、奥行きや上下、左右、自分からの距離もほぼ正確につかめるように。ただし、大人と同じような視力はまだありません。
おもちゃよりもお母さんのお財布やリモコンなどで遊びたがります。なめたり、ひっぱったりするので、電池式のものや壊れやすいものなど、危険性のあるものは赤ちゃんに渡さないで。
お母さんやお父さんの食べているものをほしがることもありますが、大人のものを食べるには噛む能力が追いつかないので、あげ方を工夫して。食パンならパンの耳をしゃぶらせると噛む練習になりますし、みそ汁の上澄みならスプーンであげてもいいでしょう。8カ月前後は夜泣きをすることがありますが、これは知恵や感情が発達してきたため。数カ月で落ちつくので、昼夜の生活リズムはなるべく崩さないようにしながらがんばってつきあってあげましょう。
また、離乳食は遊び食べやむら食いが始まる頃。無理に食べさせず、遊び出したら片づけてけじめをつけましょう。自分で食べたがる時期なので、手づかみで食べられるメニューを1つ用意すると赤ちゃんも満足するはずです。
妊娠中のたばこについては、医師も全面的にこれをやめるようにすすめており、産後も、ママがたばこを吸うと、ニコチンが母乳中に分泌され、乳児のニコチン中毒を発症することがあるといわれています。また、母乳そのものの分泌量が減るという報告もあります。赤ちゃんのために、産後もたばこは禁物です。また、「受動喫煙」という言葉があるように、ママがたばこを吸わなくても、家族や職場でたばこを吸う人がいると、その場にいる人は、受動喫煙によって同じようにたばこの害を受けることになります。親がたばこを吸っていると、せきやぜん鳴などの症状がでやすくなり、感冒、肺炎、気管支炎、中耳炎などの感染症にかかりやすくなるのです。
たばこは妊娠中だけでなく、生まれてからも悪い影響を与えます。赤ちゃんのため家族みんなで、この機会に禁煙をすすめましょう。
製作:ベビカム編集部