- 寝返りが上達する
- しばらくの間なら1人でおすわりできる
- 人見知りが始まる
- ♂約65〜71cm
- ♀約63〜69cm
- ♂約7000〜9000g
- ♀約6500〜8500g
この時期、寝返りやおすわりには個人差が見られます。寝返りを早くから始めた赤ちゃんはかなり上手になっているはず。一方で、太った赤ちゃんはうつぶせになると苦しいため、寝返りをしたがらないことがあります。中には6カ月に入っても寝返りせずに、おすわりを先に始める赤ちゃんもいます。1人で座らせると、背中を丸めて前かがみになったり、後ろにひっくり返ったりと不安定ながらしばらくは持ちこたえます。
また、上半身はかなり自由にコントロールできるのですが、足はまだ自分の意思では動かせません。足の力は強くなるので、手で両脇を支えてあげると足をつっぱり、立っちをしてみせます。時にはピョンピョンと跳ねるように地面を蹴ってみせることも。下の前歯が2本はえ始めるのもこの頃ですが、これにも個人差があります。
人の顔の見分けがつくので、よその人をはっきり認識し、知らない人に抱かれると大泣きしたり、不安な表情を見せたりします。
寝返りがなかなかできない赤ちゃんには、お母さんが手助けをしてあげてもいいでしょう。赤ちゃんの足首を軽く握り、上の足が下の足に交差するようにして、そのまま回転させてうつぶせにして。腰をひねることを教えてあげれば赤ちゃんもコツをつかむかもしれません。ただし、できなくてもあせる必要はないので、赤ちゃんが嫌がったらやめるようにして。また、乳歯がはえてきたら歯の手入れを始めるチャンス。
離乳食を食べたらすぐに、指にぬれたガーゼを巻いてなぜるようにふきましょう。下の歯はめったに虫歯にならないので、虫歯予防というよりは歯みがきの練習だと思って楽しい雰囲気でお手入れをして。
赤ちゃんによっては人見知りが激しい子もいますが、いろいろな人と接するうちに自然と治るものなので、無理に治そうとせず、お母さんやお父さんが抱っこしてあげて。
赤ちゃんのいる生活のスタイルに、ママもパパも少しずつ慣れてきた頃でしょうか。
最近では核家族が多くなって、赤ちゃんを夫婦2人だけで育てることが多くなりました。初めての出産、子育てで戸惑うのはママだけではなく、パパも同じです。赤ちゃんの存在が、2人の関係を少しずつ変えてきたかもしれません。赤ちゃんが生まれたことによって、これまでとまったく同じように生活を続けることは難しいでしょう。しばらくは赤ちゃん中心の生活で、いろんなことを我慢しなくてはなりません。心配や不安、そして時には「我慢」もパパといっしょに共有することで、ずいぶん気が楽になることもあるのではないでしょうか。家事の分担は、そのような精神的なサポートがあればどんなふうにだってできます。
製作:ベビカム編集部