- 首がすわり始める
- ハンドリガードが始まる
- あやすとはっきりと笑う
- ♂約60〜66cm
- ♀約58〜65cm
- ♂約5800〜7800g
- ♀約5400〜7200g
体重は生まれた時のほぼ倍になり、体も赤ちゃんらしく丸みを帯びてきます。原始反射は消えてきて、首を自分の意志で左右に動かせるように。この頃から手を目の前に出して見つめる「ハンドリガード」もスタート。そのうちに視界に入った自分の手をなめたり、しゃぶるようになると、徐々にその手が自分の体だと認識し、自分の意志で動かせることを理解し始めます。
首は完全にはすわっていないものの、うつぶせにされると頭と肩を少しだけもたげて左右を見られるようになります。見まわすことで目に入る世界が広がると、それに刺激されて好奇心が旺盛になり、そばにある物をつかもうとしたり、あたりを見まわしたりします。
情緒も豊かになってきて、今までのような快不快だけでなく、より複雑な感情を覚えるように。のどが乾いたときの不快感や抱っこされた時の快感もわかるようになってきます。中にはお母さんにあやされるとキャアキャアと声をあげて笑う赤ちゃんも。
BCGなどの予防接種が始まるので、その内容をしっかり理解できるように、自治体から届く冊子をよく読んでおいてください。予防接種が行われる日時や場所もチェックを忘れずに。
3カ月を過ぎると、赤ちゃんの興味が色々なものに向けられるようになり、ついおっぱいから気が離れて飲みが悪くなる時期があります。これは赤ちゃんが反射ではなく自分の意思で飲むようになった証拠。赤ちゃんが元気であればあまり気にせず、成長したのだと思って喜んで。授乳中に20〜30分飲まなかったら、無理に与える必要はありません。
また、どんどん知恵がついてくる時期なので、これまで以上に赤ちゃんに積極的にふれあいましょう。おむつを取り替えながら声をかけて体に触れたり、授乳中はたくさん話しかけて。外へでかけるのも赤ちゃんへのいい刺激になりますが、風邪などの感染症にかからないように、気候にあった服を着せ、直射日光や人ごみはさけてください。
赤ちゃんとの生活のリズムが一定のリズムとして受け入れられる頃でしょう。夜中の授乳や、夜泣きに悩まされて、睡眠不足からくるストレスに、心身ともにつらい日々を送っているママもいるかもしれません。お天気のよい日は、ベビーカーに赤ちゃんを乗せて、ちょっとお外に出かけてみると、ずいぶん気分が変わります。赤ちゃんといっしょにいるだけで、知らない人から優しい声をかけられたり、同じくらいの月齢の赤ちゃんを連れている人同士、声をかけあうようになったりすることも多いのです。赤ちゃんの成長とともに、こんなふうにママ自身も行動範囲を広げることによって、気分転換にもなり、ママ友だちをつくるきっかけになったりもします。家の近くで活動している育児サークルに見学に行ったり、公園に出かけたりして、お友だちをつくりましょう。同じ世代の子どもをもつママ同士、心配事を口に出しておしゃべりするだけでも、気持ちが楽になることがきっとありますよ。お互いの子どもの成長について、また生活環境について共通の話題も多く、子ども同士の遊び相手もできて、これからお付き合いが増えていくでしょう。
製作:ベビカム編集部