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第26回 上の子が赤ちゃん返り。パンツからおむつに戻ってしまいました…。

赤ちゃん返りに付き合って

子どもにとって弟や妹が生まれることは大事件です。それまでは1人でお母さんに甘えていたのに、どうしてもお母さんは下の子の世話にかかりっきりになりがちです。それがさびしくて赤ちゃん返りし、順調に進んでいたトイレトレーニングも後戻りというパターンは多いようです。

まだまだ甘えたい気持ちがある反面、自我が芽生えてくる時期なので、「イヤ」という自分の意思を通してみたくなったりします。今までのように、トイレでおしっこをしてほしいと思っているお母さんにとってはイライラのもとですね。上手くいかなくてストレスを感じるようなら「無理をしても疲れるだけ」と割り切って、いったんトレーニングを中断しおむつに戻してしまいましょう。2人の子どもの育児は重労働、お母さんには時間や気持ちのゆとりが必要だからです。

お母さんと子どもが良い関係でトレーニング再開

無理をしてトレーニングを早く進ませるより、上の子とお母さんとの良い関係を保っていくほうが、その先良い結果を生むはずです。お母さんと思いっきりいっしょに遊んでスキンシップをたっぷりとることが、子どものこじれた気持ちをほぐす何よりの方法です。子どものこじれた気持ちが和んできたなと感じたら、落ち着いている時にそれとなく「トイレに行ってみようか」などと話しかけてみましょう。

一度できたおしっこの自立は、きちんと子どもの中にインプットされているものです。再びトレーニングをスタートした時には、きっとできるようになっているはずです。

六笠元子先生(元星美学園短期大学教授)

現在も「幼児の健康」「幼児保育」「小児保健」など乳幼児の健康に関する科目を担当しながら、ママの悩みに答える電話相談員の活動も行っています。孫の成長が、何よりの楽しみ。

製作:ベビカム編集部

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