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育児相談室

おむつ&おしりのお役立ち情報局

第14回 保育園で同じ年齢の子どもが、次々におむつを卒業!あせっているんだけど・・・。

おむつはずしは子どもの発達に合わせて進めましょう

トイレトレーニングを始めて、おむつがはずれるまでの時期は、ちょうど赤ちゃんから幼児へと成長していく時期です。おむつのことだけでなく、いろいろなことを覚え自分でできることが増えていきます。心理的な面からみても自我が芽生えてくる時期にあたり子どもの成長の中でもとても重要な時期です。

心も体も成長には個人差があり、早くおむつがとれる子もいればゆっくりの子もいます。早くおむつがとれると優秀だというわけではなく、数ヶ月早くおむつがとれたからといって、その後の子どもの成長に影響を及ぼすわけではありません。それに、一度おむつがはずれても後戻りしてしまうこともあります。

おむつはずしは月齢よりも、その子の発達に合わせて進めることです。まわりの子どもと比べてあせることはありません。よその子はよその子、うちの子はうちの子と考えて、おむつがはずれるまで気長に手助けしていく心構えでいましょう。少しずつ進めばいいというお母さんの気持ちが大事だと思います。

「取れる」まで焦らずに

早かろうが、遅かろうがいずれおむつは取れるものです。おむつは取るものではなく、取れるものなのです。焦らずに子どものペースに合わせるのが一番ということです。たとえ、おむつがはずれるのが遅くても、他の部分で子どもはそれなりに成長しているはずです。

おむつのことばかり気にしないで、子どもの成長をきちんと見つめ、一人でできるようになったことなど、子どものいいところをたくさん探してほめてあげましょう。

六笠元子先生(元星美学園短期大学教授)

現在も「幼児の健康」「幼児保育」「小児保健」など乳幼児の健康に関する科目を担当しながら、ママの悩みに答える電話相談員の活動も行っています。孫の成長が、何よりの楽しみ。

製作:ベビカム編集部

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