第7回 夜におしっこやうんちをし、夜泣きする赤ちゃん。ゆっくり眠らせるには?
赤ちゃんのサインを読みとってあげましょう
赤ちゃんの眠りはちょっとした刺激に反応しやすく、眠りから覚めやすいけれど覚醒しきれないという特徴があります。夜眠っているときでもお腹がすいたり、おむつがぬれたりする不快感を、赤ちゃんは泣くという唯一の表現手段を使ってサインを送ってくれるのです。そんな時、泣きやませようとするのではなく、授乳や排泄の間隔やリズム、泣きかたを観察しながら、うんちやおしっこが出たというサインを読みとってあげてください。紙おむつは吸水がよいからといって、排泄物が皮膚にいつまでも触れているのは決していいことではありません。まずはスキンケアを第一に考えて、夜間もこまめにおむつを替えてあげましょう。
赤ちゃんをゆっくり眠らせるためには
夜間の排泄やおむつ替えで泣きやまない赤ちゃんを覚醒させようとすると、眠りのリズムを崩すことになります。抱いてからだをやさしくゆすったり、ときにはトントンしたり、眠りにつくまで添い寝をしたりして、静かな眠りをいざなうようにしてあげましょう。お母さんのからだのどこかに触っていると、肌のぬくもりが心地よく安心して眠れるはずです。排泄トレーニングがはじまる頃になると、寝る前の食事や水分摂取によって、排泄のコントロールができなくなったり、排泄のため夜間の睡眠が妨げられたりすることがあります。寝る前の食事や水分摂取は、ひかえるようにするとよいでしょう。
現在も「幼児の健康」「幼児保育」「小児保健」など乳幼児の健康に関する科目を担当しながら、ママの悩みに答える電話相談員の活動も行っています。孫の成長が、何よりの楽しみ。
製作:ベビカム編集部