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育児相談室

赤ちゃん学おしり講座

「赤ちゃん学おしり講座!」はお母さんの愛情を、やさしく、易しく、カタチにする研究。
お母さんたちとnepia GENKI!の研究開発スタッフが手を取り合って、赤ちゃんのためによりよいモノづくりをしていこうという試みです。
そんな中から、育児に際して役に立ついろいろなことがわかってきました。
赤ちゃんと育児に関する研究成果を、ここに「おしり講座」としてまとめました。

赤ちゃん学おしり講座!(3) - 赤ちゃんのトイレトレーニング

赤ちゃんのしつけとして、そろそろトイレトレーニングを始めてみようかと思っているママさんに朗報です。トイレトレーニングをはじめる時期や方法などについて

トイレトレーニングをはじめる時期は?

トイレに興味を示した時がチャンス。

おむつがとれる日まで、お母さんもいろいろ気を使ってたいへん。排泄のしつけは、個人差もありますがだいたい1歳半を過ぎた頃から始めるといいでしょう。よく観察して、オシッコが2〜2時間半はもつようになったなら、そろそろいい頃。家族と一緒にトイレに入り興味を示すようならチャンスです。おむつからパンツに切り替えて、スタートしましょう。

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トイレへつれていくタイミングは?

時間を決めて、ゆっくり慣れさせて。

朝起きたとき、昼寝から覚めたとき、食事の後など、してもしなくてもトイレへ。失敗してもあせらないでください。しかったり、無理強いしたりせず、気長に教えてあげてください。

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おしっこが出ないのに、「出る」と言うんだけど…

感覚の違いがわかるようになるまで時間をかけてつきあってあげて。

尿意が少しわかるようになったようですが、まだ完璧ではないのでしょう。まずは子どもさんの言うとおりに、トイレにいっしょに行ってみるのもひとつの方法です。幼い子どもですから、遊び半分に言っている場合もあります。その場合は、きちんと注意しましょう。また、子どもさんがトイレに行くことに神経質になっているなぁと感じたら、一旦トイレトレーニングを中止してみるべきです。時間をかけ、ゆっくりとすすめていきましょう。

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おまるに座らず、トイレのなかで遊んでばかり

最初が肝心。トイレをする場所と認識させることが大切です。

遊びに行くだけでもいいか…というママも多いかもしれません。けれども、最初が肝心。いったん遊び場にしてしまうと、子どもはトイレをする場所という認識を持たなくなってしまいます。2歳前後なら、ことばで教えても難しいでしょうから、一度トイレトレーニングをやめてもよいでしょう。トイレには子どもの興味をひくものを置かないようにし、2歳半になって再度はじめてみるとよいかもしれません。

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トイレトレーニングの上手な進め方は?

ワンステップ前の段階から気長にやり直しましょう。

大人でも周囲の状況が変わると自分のペースが乱されてしまうもの。子どもも同じように環境に強く左右されるのです。風邪をひいたり、下の子が生まれたり、引っ越したとたんにトイレトレーニングが後戻りすることも。「今まではできたのに」としかると子どもはますますトイレトレーニングが嫌になってしまいます。初めからやり直すつもりになって、明るい雰囲気でトイレに慣れるところから始めましょう。残念に思っていても、うんざりした表情やぞんざいな態度を表に出しては×。トイレにかわいい飾り付けをしたり、トイレに行くたびシールを貼るようにすると、子どもも楽しい気分でトイレトレーニングを再開できると思いますよ。トイレトレーニングは気長に、気楽にが一番大切です。

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トイレに行く前に、もらしてしまいます。

トイレトレーニングは焦らずのんびりと

子どもは着実に成長していくものなので、今はあきらめず様子を見守りましょう。また、その場でもらしてしまっても試しにその後、トイレの便座かおまるへ座らせてみて。座れたら「一人で座れたね」と喜び、残りがちょっとでも出たら「出たね」とほめてあげましょう。トイレはおしっこをするところだとわかるように、お母さんがトイレでするところを見せたり、音を聞かせてもいいですね。お母さんが焦ったり、お子さんをせかしたりする事はかえって逆効果ですよ。

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もう3歳になるのに、夜になるとおむつが必要になってしまいます。

夜のおむつはずしには多少時間がかかるものです。

昼間のおむつがとれたのに、夜のおむつがまだという3〜4歳児はたくさんいます。しかったり、人に言って子どものプライドを傷つけるとかえって遅くなることがあるので、気長につきあってあげましょう。3歳になるとおしっこの量が多くなるので、寝る前に夜用の紙おむつをはかせ、おねしょシートを敷いてあげて。夜中に何度も起こしてトイレに行かせる必要はありません。成長するに従って自然と夜のおむつもはずせるようになるので、今はのんびりその時を待ちましょう。

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トイレにうまく誘うには?

子どもが行きやすくなる工夫をしてみましょう。

反抗期は自我が芽生えるために大切な時期。それをわかっていても「イヤイヤ」ばかりでは、お母さんもイライラしてしまいますね。でも頭ごなしに叱りつけたり、「何がイヤなの」「トイレに行きたいんでしょう」と言葉で説得しようとすると、なおさら反発してしまいます。また、自分から行こうと思っていたのに先に言われたために「行かない!」と反抗することも。トイレをかわいらしく飾ってみたり、お母さんが先にトイレを使おうとしたりと、子どもが行きやすくなる工夫をしてみましょう。また「行かなくていいね」などと、わざと反対のことを言うのもひとつの手かもしれませんね。

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立ちしょんを上手に教えるには?

同じ男として、お父さんに協力してもらいましょう。

まだ3歳になるかならないかという年齢です。今は座っておしっこができるようになることが先決ですね。幼稚園や保育園に通うようになれば、お友だちがしているのを見て自然にできるようになるはずです。また、お父さんに教えてもらうのもいいでしょう。

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自宅での方法と、保育園のやり方が違うんですが…

保育園の方法をたずねた上で、進め方を検討してみては。

お子さんが混乱することもあるかもしれませんね。まずは、保育園のおむつはずれに関する方針を、おたずねになってはいかがでしょう。それを理解した上で、お子さんの様子を考慮しつつ、家庭ではどのように進めるかを検討するといいのではないでしょうか。トイレトレーニングの方法もいろいろあります。あせらず、お子さんにあった方法を考え、進めましょう。

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トイレトレーニング中のおでかけは?

万一に備え、おむつをつけて外出を。こまめにトイレに連れて行くことを忘れずに。

おでかけの時は、パンツにするかおむつにするか悩みますよね。最初のうちは、万一に備えておむつをつけて出かけたほうがいいでしょう。ただ、おむつをつけているからと安心して、ママが外出中、トイレに連れて行かなかったりすると、家と外出先でのトレーニングのギャップに子ども自身が戸惑ってしまうことも。家を出る前には必ずトイレに行かせる習慣をつけ、外出先でも「おしっこしたくなったら言ってね」などと声をかけ、こまめにトイレに連れて行くようにしたいですね。

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姑からトイレトレーニングをせかされ困っています…

昔は『おむつはずし』と呼ばれていたトイレトレーニングも、最近は『おむつはずれ』という呼び方になり、おむつが自然にはずれるようになる時期まで待ちましょう、という方法に変わってきました。おそらく、昔のおむつはずれに対する考え方から、おばあちゃんは、せっかちになっているのかもしれませんね。家族の中で考え方が違うと、子どもは混乱してしまいます。パパとママのトイレトレーニングに対する方針などを話して、おばあちゃんにも理解してもらうことが大切です。

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おまると補助便座どっちがいいのでしょうか?

最初のうちは、トイレを嫌がったり怖がったりすることもあるので、おまるを使ってみるといいでしょう。子ども自身が、排泄の感覚と結果を覚えやすいというメリットもあります。ただし、いずれはトイレに誘わなければいけないので、慣れてきたら補助便座に切り替えて。足を乗せるための台や、おまるのようにハンドルがついているものを用意してあげましょう。

製作:ベビカム編集部

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