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育児相談室

赤ちゃんの病気豆知識

アレルギー

気管支喘息

発症しやすい月齢/〜5歳までに初発 発作が出やすい季節/季節の変わり目

どんな病気?

気管支の慢性炎症と収縮による呼吸困難

気管支の慢性的な炎症がベースにあり、そこに何らかの原因のよって気管支が狭くなる状態が加わって、咳込みや喘鳴(ゼーゼーすること)などの呼吸困難を起こす病気です。原因には、ダニやホコリなどのアレルゲンを吸い込むことによる気管支の収縮や、急性の感染による気管支の腫れ、痰の増加などがあります。動物の毛・大気汚染・天候の変化などもアレルゲンになり得ます。

主な症状は?

咳込みと喘鳴が中心

咳がひどくなり、ヒューヒュー・ゼーゼーなど音のする呼吸をします。咳は日中より夜間〜明け方に強い傾向があり、ひどくなると咳込みで吐く場合もあります。重症では呼吸が速くなり、陥没呼吸(呼吸に伴って肋骨や鎖骨の周囲が凹む)やチアノーゼ(皮膚が青紫色になる症状)を示し、食事や会話が出来なくなります。急性の感染(かぜ、鼻炎など)を伴っていれば、鼻汁や発熱もありますが、呼吸症状のみの場合もあります。

治療とおうちでのケアは?

慢性炎症に対して持続的治療が必要

治療法は、症状の程度によって吸入や内服薬・貼り薬〜点滴・酸素投与まで様々です。急性の呼吸困難(喘息発作)が落ち着いても、気管支の慢性炎症に対しては、普段から吸入や内服が必要になる場合もあります。アレルゲンが特定できたケースでは、出来るだけそのアレルゲンとの接触を避けるようにします。また受動喫煙は確実に症状を悪化させますので、絶対に避けて下さい。

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