かゆみを伴う発疹だが、原因は特定できない場合も

皮膚にかゆみのある赤く盛り上がった発疹ができるアレルギー反応の一種です。原因には、食物・薬・動物・植物など様々なものが考えられますが、複合的であったり、その時の気温や体調などの環境要因に影響されることも多く、原因が特定できない場合も少なくありません。

発疹は数日間つづく場合もある

発疹は周囲からやや盛り上がり、大きさは様々ですが地図状に面をもっている場合が多いです（膨疹といいます）。体中どこにでも出て、一つの部位の発疹は数時間でひきますが、場所を変えて新たな発疹が出現する、という繰り返しが3〜4日間続くこともあります。食物が原因の場合は、下痢や嘔吐を伴う場合もあります。発疹の出現にすぐ続いて呼吸困難や血圧低下などのショック症状を伴うものはアナフィラキシーと呼ばれ、重症です。

かゆみ止めの外用・内服が中心

軽症ではかゆみ止めの塗り薬、範囲が広い場合にはかゆみやアレルギー反応を抑える内服薬もあわせて使います。家庭では水分をよくとって、体を休め疲れないようにして下さい。また温かいとかゆみが増しますので、涼しくして入浴はシャワー程度にした方がいいでしょう。同じ誘因でじんましんを繰り返すようなら、アレルギー検査などが必要になる場合もありますので主治医に相談して下さい。