TOP > 育児相談室 > 赤ちゃんの病気豆知識 > りんご病(伝染性紅斑)

育児相談室

赤ちゃんの病気豆知識

熱が出る病気・うつる病気

りんご病(伝染性紅斑)

かかりやすい月齢/2歳以降 かかりやすい季節/特に決まっていない

どんな病気?

ヒトパルボウイルスの感染でおこる

両頬がりんごのように赤く腫れるため「りんご病」と呼ばれますが、正式には伝染性紅斑といいます。潜伏期は1〜2週間程度で、患者の唾液・鼻汁などの飛沫感染といわれています。患者自身には合併症もほとんどない軽症の疾患ですが、妊娠初期〜中期の妊婦が感染すると胎児貧血や流産・死産を引き起こすことがありますので、注意が必要です。

主な症状は?

両頬と手足の発疹

潜伏期の後に軽い発熱や咳・鼻などのカゼ症状が出る場合もありますが、あまりはっきりせず突然、発疹から発症する場合もあります。典型的な経過では、上記の頬の腫れと同時に、あるいは数日遅れて腕や太腿・お尻などに網目状の赤い発疹も伴いますが、全てが揃わない(はっきりしない)ケースもあります。発疹は軽いかゆみや痛みを伴うこともあります。網目状の発疹は反復する時もありますが、2〜3週間以内に自然に回復します。

治療とおうちでのケアは?

患部への刺激を避ける

他人への感染力は潜伏期にあり、発疹が出てからは感染力がないと言われていますが、日光に当たる・こする・入浴などで温めすぎるなどの刺激によって発疹がぶり返すことがありますので、患部への刺激を避け、なるべく安静に過ごして下さい。かゆみが強い場合はかゆみ止めを使いますが、基本的には特別な治療法はなく自然治癒します。

赤ちゃんの病気豆知識

ページトップ