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育児相談室

赤ちゃんの病気豆知識

熱が出る病気・うつる病気

プール熱

かかりやすい月齢/2〜3歳以降 かかりやすい季節/春〜夏

どんな病気?

プール以外でも感染することがあります

アデノウイルスの感染が原因です。正式な病名は咽頭結膜熱で、プールの水を介して感染することがあるので「プール熱」とも呼ばれます。プール以外でも空気感染・飛沫感染をします。集団生活が始まる2〜3歳以降に多く、感染した場合の学校・幼稚園などへの出席停止期間は「主要症状が消退したあと2日を経過するまで」と法律で決まっています。下記の症状が治まり、さらに2日経てば、人への感染力はなくなりますので、お友だちと接触しても構いません。

主な症状は?

高熱をともなう目の充血やのどの痛み

潜伏期間は1週間以内、38度以上の発熱、目の充血・目やに、のどの痛みが主な症状です。せきや鼻水、下痢、首のリンパ節の腫れなどが伴うこともありますが、1週間前後で症状は治まります。目の痛み・かゆみなどを伴うようなら、同じアデノウイルスによる流行性角結膜炎になっている可能性もあります。

治療とおうちでのケアは?

のどにしみないもので脱水防止を

アデノウイルスに直接作用する薬はないので、対症療法を行います。高熱に対して解熱剤、細菌の二次的感染防止のため抗生物質点眼、のどの痛みに対しては抗炎症剤・うがい薬などです。のどの痛みのため食欲が落ちることも多いので、脱水症状を起こさないよう気をつけましょう。冷たすぎるものや味の濃いものは、のどにしみますので、のどごしのいいものを与えます。予防法としては、流行期には人ごみへの外出を避け、疲れすぎないようにすることですが、特にプールではタオルの共用を避け、あがったあと十分にシャワーと洗眼をして下さい。

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