赤ちゃんは、意外と汗っかき。しかもお肌がデリケートだから、通気性がよくお肌にやさしい肌着を選んであげたいものですね。まずは上手な肌着選びができるよう、肌着の基本を学んでいきましょう。
赤ちゃんの衣類といえば、大きく分けて「肌着」と「ウエア」の2つになります。「肌着」は文字どおり赤ちゃんの下着で、「ウエア」は赤ちゃんの洋服。夏の時期には肌着だけで過ごすこともありますが、だいたい肌着の上にウエアを重ねるのが一般的です。
赤ちゃんの下着にあたる「肌着」は、いったいどのようなものがあるのでしょう?まずは、「肌着」の種類からご紹介します。
短肌着肌着の定番、短肌着。着丈は腰までで、ひもで打ち合わせをするタイプが一般的です。裾が短めだから、各種ウエアや裾のある肌着を重ねてもOK。着せやすく、季節を問わないので、何かと重宝します。 |
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長肌着短肌着を、足先まで隠れる丈にした肌着。股がなく、スカート状になっているのが特長です。長肌着は、おむつ替えをする際に、スナップをはずす必要がなく便利!秋冬の寒い時期には、短肌着と合わせることもできます。ただ足の動きが激しいと、はだけることが多いため、新生児向きとされています。 |
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コンビ肌着股のある肌着。2つに分かれているから、足をバタバタさせても、はだけることはありません。また、暖かい時期なら、これ1枚でもOK。さらに寒い時期には、短肌着の上に重ね着することもできます。 |
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ボディシャツコンビ肌着の足の部分をとった肌着。股の部分をスナップで留めることができ、身体にぴったりフィットします。上から厚手のウエアを着ても、もたつかないので、重ね着する場合に便利です。ただ、頭からかぶって着ることが多いため、新生児にはあまりおススメしません。 |
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前開きボディシャツ前身ごろをヒモやファスナーで打ち合わせする、前開きタイプのボディシャツ。ボディシャツのなかでは、比較的低年齢でも着脱しやすく、重ね着にも適しています。 |
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ラップアップ肌着おなかから下が大きく開き、おむつが替えやすい肌着。おなかまわりにもスナップがあり、着幅にあわせて調整できます。 |
ウエアは、赤ちゃんの「お洋服」。肌着とセットで着せることが多いため、ウエアのことも知っておく必要があります。ここではウエアのことにも少しふれておきましょう。
ベビードレス新生児に着せるウエアといえば、ベビードレス。股がないので、裾をまくるだけでおむつ替えができます。手足をあまり動かさない、ねんねの時期に最適です。 |
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カバーオール袖と裾にゴムが入ったウエア。赤ちゃんの手足の動きが活発になる、生後2〜3カ月ごろ着せるのが一般的です。 |
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ツーウェイオールボタンの留め方ひとつで、ベビードレスとカバーオールの2つの使い方ができるウエア。メーカーによって、呼び名が異なる場合もあります。 |
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プレオールカバーオールの裾や袖が短くなったタイプ。裾が広く、袖にもゴムが入っていません。そのため通気性がよく、涼しいウエアといえるでしょう。春夏におススメのウエアです。 |
肌着を購入するときに、どのようなところをチェックしておくべきでしょうか?ここでは、肌着のつくりを学んでいきましょう。
赤ちゃんの肌着は、綿100%を選ぶのが基本。ただ、同じ綿でも編み・織りによって通気性や吸湿性、保温性が異なります。織り方の特性をつかんで、季節にあった肌着を選びましょう。
- 赤ちゃんの肌着の定番素材。
通気性、伸縮性、吸水性に優れ、赤ちゃんの肌にフィットします。オールシーズン向け。 - 薄手だけど、丈夫。さらりとした質感を持ち、通気性に優れています。春夏におススメの素材です。
- 保温性に富み、厚手。伸縮性に優れており、秋冬ものによく使われています。
- 伸縮しにくいけれど、吸湿性、通気性はバツグン。
乾きがはやいため夏向きと言われていますが、重ねれば保温性も発揮し、秋冬でも着ることができます。
一般的に、生まれたての赤ちゃんが着るサイズは「50cm」。赤ちゃんは日に日に成長しますから、サイズもみるみるうちに変わってきます。身体にしっかりフィットするものを、選んであげましょう。またメーカーも、赤ちゃんの成長やその時期の特徴を踏まえて肌着をつくっています。月齢や身体の大きさ、身体の動きを考慮しながら、上手に買い足していきましょう。
サイズ | 月齢の目安 | 身長(cm) | 体重(kg) |
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50 | 0〜3カ月 | 45〜55 | 3〜5 |
60 | 3〜6カ月 | 55〜65 | 5〜7 |
70 | 6カ月〜1才 | 65〜75 | 6〜10 |
80 | 1才〜1才6カ月 | 75〜85 | 9〜12 |
85 | 1才6カ月〜2才 | 80〜90 | 10〜13 |
90 | 2才〜3才 | 85〜95 | 12〜15 |
95 | 3才 | 90〜100 | 13〜16 |
赤ちゃんの肌着は、生まれた季節によって買いそろえるものがずいぶん違います。夏生まれの赤ちゃんは、短肌着中心でもじゅうぶんな場合があります。しかし冬生まれの場合は、短肌着と長肌着の重ね着でももたつかないカバーオールなど、重ね着をしっかり考える必要があります。あらかじめ着用時期を想定することが大切です。
- [肌着1枚、ウエア1枚、ケープなど]
例:短肌着+ツーウェイオール+ケープ - [肌着1枚+帽子など]
例:ボディシャツ+帽子 - [肌着1枚、ウエア1枚、ベストもしくは、カーディガンなど]
例:コンビ肌着+ツーウェイオール+ベスト - [肌着2枚、ウエア1枚、アフガンなど]
例:短肌着+コンビ肌着+カバーオール+アフガン