- 歩けるようになる
- 自我が強くなる
- スプーンを使って食べるようになる
- ♂約75〜83cm
- ♀約75〜83cm
- ♂約9500〜12.5kg
- ♀約8800〜11.5kg
1歳6カ月頃までにほとんどの子どもが歩けるようになります。10カ月頃に歩き始めて階段の上り下りができる子もいる一方で、1歳6カ月近くになって歩き始めた子はまだ足取りがおぼつかないはず。このように、赤ちゃんの運動能力は大きくなるにつれて個人差が広がります。ただしこれは背丈と一緒で、大人になれば違いはなくなります。
また、自我が強くなって伝えたい気持ちも増すのに対して、うまく言葉をあやつれないため、キーキーとかんしゃくを起こしたり、親を手こずらせることがあります。その半面、何かにチャレンジした時にたくさんほめられると喜び、やる気が芽生えてきます。
手指も器用になって、クレヨンでものの形を書いたり、絵本をめくったり、スプーンを使って1人で食べられるように。ただし、まだ大人ほど細かい運動はできません。経験を重ねるうちに、玄関のチャイムやドアの閉まる音などを聞き分けられるようになるのもこの頃です。
ひとりで食べたい欲求が強くなり、両手でコップをもって飲んだり、スプーンで食べ物をすくおうとします。胸元やテーブル、イスのまわりなども汚すことがあるので覚悟して。床には新聞紙やビニールシートを敷き、食べこぼしをキャッチするスタイをつけるなど、工夫をこらしてください。食べこぼしで口のまわりが赤くただれることがあるので、食後にはしぼったガーゼで口のまわりをふいてあげて。
歯みがきも欠かさずするようにしましょう。子どもが自分でみがきたがったら挑戦させてから、親が仕上げみがきをしてあげてください。また、何かにチャレンジして上手にできたら、たくさんほめてあげましょう。ほめられるともっと上手にやろうという意欲がわき、それが上達につながります。
なお、子どもを大人しくさせようとテレビを見せるお母さんもいますが、テレビは子どもの言葉の発達に悪い影響を与えると言われています。育児をテレビに任せるのはやめましょう。
歩き始めはフラフラと危なっかしかった子も、歩き始めて3、4ヶ月経つとかなりスタスタと歩けるようになります。後ずさりを面白がってしたりということも。階段ではママが手を取らなくても、手すりを使って自分で上れる子もいます。でもまだふいにバランスを崩すことがあるので、子どもの自立心を尊重しつつも、ママは常に目を離さずに。
上手に歩けるだけに、ママはつい油断しがちですが、外の道では手を離さずに。子どもは興味をひく何かに心を奪われると、ほかのことに注意が向きません。前方に面白そうなものがあると、横から来る車なんて目に入らないのです。ママは突然手を振り切られないように、常に子どもの手をぎゅっと握っていましょう。
製作:ベビカム編集部