- つたい歩きが始まる
- 体型がスマートになる
- 言葉を理解する
- ♂約70〜77cm
- ♀約73〜76cm
- ♂約7800〜10.6kg
- ♀約7300〜10kg
赤ちゃんによって発達にかなりの違いが見られる時期。冒険心のある子はしばらく手を離して立って見せるでしょうが、慎重派の赤ちゃんの場合は、つかまり立ちを始めたばかりでも珍しくはありません。
また、つたい歩きができたとしても、早く進みたい時にはハイハイになることがあります。ほとんどの赤ちゃんがハイハイは上達していて、階段を上がったり、またいだりもできるようになっています。ただし階段を上った後で降りられずに泣くこともあるでしょう。親指と人差し指で物をつまむのはますます上手くなり、軽い扉を押しあけたり、引き出しを上手に引き出して中の物を引っ張りだすように。中にはガスレンジのスイッチをいたずらしてひねることもあるので要注意です。
また、この時期になるとほとんどの赤ちゃんに上下4本ずつ、合計8本の歯がはえ揃います。ただし、中には1歳近くなって、初めて下の前歯が2本はえてくるという子もいます。
発達ぶりや体格に個人差が出ますが、体重や身長が成長曲線のパーセンタイルからぐんぐん離れていなければ問題はありません。その子の個性と考えておおらかに見守ってあげましょう。最近は小児成人病が増えていますが、この時期であれば多少ぽっちゃりしていても気にしなくて大丈夫。食べることに興味があるかどうかで太り方は違うものです。
この頃から自己主張が激しくなってきて、自分の好きなことや嫌いなことをはっきりと表現するようになります。おむつ替えの最中に逃げようとすることも増えるでしょう。無理やり替えようとするとますます嫌がるので、こんな時はお気に入りのおもちゃなどを手に持たせてみてください。気持ちがそちらに集中してしばらく動かなくなったら、そのすきに取り替えてしまいましょう。
また、歯が8本揃った赤ちゃんも、まだはえていない赤ちゃんも、歯みがき習慣をつけるために離乳食後は毎回、口のケアを忘れずに。
赤ちゃんは生まれ落ちた瞬間から、さまざまな個性をもってこの世に生まれてきています。はじめからママのおっぱいをよく飲み、よく眠る子、ちょっとした音にも敏感で、よく目を覚ます子、泣き止まない子…。いつも機嫌がよく、生活のリズムが安定している子はママにとっては「育てやすい子」ということになるでしょうか。一方、気難しくて一度機嫌を損ねるとなかなか回復してくれない赤ちゃんもいます。そういう子をママは「育てにくい」と感じてしまうかもしれません。
心理学には、このように赤ちゃんが持って生まれてくる個性を「気質」と呼んで、大切に考えていこうという考え方があります。赤ちゃんは生まれた時から自分なりの生き方を発揮しているのです。ところが、この「気質」はおとなになるまで変わらずに持ち続けるものかというと、実はある研究では、そうではないことがわかっています。赤ちゃんの「気質」は、その受け止められ方によって変わるというのです。神経質な子や、なかなか泣き止まない赤ちゃんは、まずはそういう子だと、ママが大きく構えることが大切なようです。ママのやり方が悪いわけではなく、誰がやっても難しい子は難しいのです。ママがそのように少し余裕を持って接することができれば、赤ちゃんも少しずつ機嫌のいい子に変わっていくでしょう。
製作:ベビカム編集部