- つかまり立ちが上達する
- 記憶力がついてくる
- 2本の指でつまめる
- ♂約70〜77cm
- ♀約73〜76cm
- ♂約7800〜10.6kg
- ♀約7300〜10kg
つかまり立ちが安定して、足の裏全体で体重を支えられるようになります。ただしハイハイで移動するのが楽しくて、なかなかつかまり立ちをしない子も。指先はいっそう器用になり、薄いカードをつまむこともできるようになります。「握る→つかむ→つまむ」という手の発達がいよいよ完成に近づいてきたのです。
1人でおもちゃをいじって遊べるようになった半面、目を離すとお母さんの財布をカバンから出していじったり、ティッシュの中身を抜き取ってしまったりと思いがけないことをしてみせるように。
この頃から記憶力が発達してきて、短期間なら覚えていられるようになります。いないいないばあをしても、お母さんがいなくなったのではなく隠れているだけだと理解しているので、また顔を出すのを期待して待つようになります。人見知りやあと追いはさらに激しくなり、お母さんがトイレにいったりちょっと姿が見えないだけでも、泣いて探しまわります。
あと追いが激しくなってトイレの中までついてこられたりするので、お母さんは困ることがあるでしょう。でも、赤ちゃんにとっては好奇心いっぱいに外の世界を探検している反面、まだまだ不安がいっぱい。
そのため、お母さんのそばにいて安心感を得ようとするのです。あとを追って来たら、その気持ちに応えて受け入れてあげてください。いつでもお母さんが応えてくれるという安心感があれば、赤ちゃんも不安を覚えなくなり、将来の自立もスムーズに進むようになります。「バイバイ」など、大人の動作のマネも始まる時期。まねることで人間としての生活習慣や動作も身についていく第一歩です。バンザイしたり、朝、お父さんにバイバイをしたりと遊びながら普段の生活の中で教えていってあげましょう。
また、この時期になると離乳食も進み、色々なものを食べるようになるので、まだ歯みがきをしていないという人はそろそろトライして虫歯予防を始めましょう。
わが子がかわいく思えない、子育てに自信がない、と不安に感じるママがいま少なくないといわれています。そもそも、よく言われる「母性愛」とは? 母性の発揮の仕方には、大きな個人差があります。それは、その人の性格というよりも、妊娠、出産、子育てという過程のさまざな体験を通して育っていくものなのです。たとえば、出産直後はあまり強い愛情を感じなかったのに、おっぱいをあげたり、おむつを取り替えたり、抱っこしたり、話しかけたり、などごく当たり前に毎日している赤ちゃんのお世話を通じて、わが子への強い愛情を感じるようになる場合もあるのです。生まれた瞬間、ママと赤ちゃんはへその緒を切ることによって別々の個になりますが、赤ちゃんのお世話を毎日しながら、ママと赤ちゃんの間には、新しい「こころのへその緒」ができていく、といわれています。人生のスタートに当たっての、ママと赤ちゃんの関係が、実は今後人が人らしいこころをもって成長していく過程で、とても大切な意味を持つことになるのです。
製作:ベビカム編集部