- 寝返りがうまくなってくる
- 支えがあればおすわりができる
- 離乳食がそろそろ始まる
- ♂約64〜69cm
- ♀約62〜68cm
- ♂約6700〜8700g
- ♀約6200〜8200g
ほしいものを見ると手を伸ばしてつかみます。指先だけを使うのは苦手なので、つかみ方は手のひら全体を使ったわしづかみ。つかんだ後はなめたり、じっと見つめたり、振ったりと思う存分いじり、感触や音などを確かめます。この頃から両眼視が始まり、目の前のものが近くにあるか遠くにあるかを認識できるように。
また、手を伸ばしてつかむことで自分とほかのものとの位置関係をはっきりと学んでいきます。4カ月の頃にはまだできなかった寝返りもこの時期にマスター。中には寝返りを省略して突然おすわりを始める赤ちゃんもいます。手足の力が強くなるので、赤ちゃんによっては足で床を蹴りながら移動したり、うつぶせになるとずりばいしようとします。
睡眠は平均的に午前中に1〜2時間、午後に2時間程度。寝る時間帯もほぼ定まり、生活リズムも整ってきます。なお、お母さんからもらった免疫が切れる頃なので、風邪や突発性湿疹などになりやすくなります。
ソファに座らせるなら、赤ちゃんの左右にクッションを置いて落っこちないように固定して。寝返りが始まったら、和室などの広いスペースで遊ばせてあげましょう。赤ちゃんが食べ物に興味を示したら、離乳食を始めましょう。好き嫌いをする子もいるでしょうが、赤ちゃんは本能的に必要な栄養を取ることを知っているので、栄養不足になる心配はありません。
体重が増えず不安な時には、かかりつけの小児科や保健所に相談を。また、この時期は高い高いやいないいないばあなど、動きのある遊びを喜ぶので、お父さんも一緒にどんどん遊びましょう。ただし、生活リズムが整ってくる時期なので、深夜に帰宅してから赤ちゃんを興奮させるのは控えて。
どうしても帰宅が遅くなるなら、次の日の朝に遊びましょう。お父さんやお母さんを特別な人と認識するようになるため、よその人を見ると泣き出すことも増える半面、電車や動物など、外の世界にも興味を示すようになります。
産休明けから職場に復帰する予定なら、安心して子どもを預けられる場と、サポートしてくれる人を確保しておかなくてはなりません。赤ちゃんが生まれた時点で早めに保育所の入所申請をしておきましょう。学年の入れ替わる4月入所が最も入りやすいのですが、施設によっては4月入所のタイミングの締切はかなり早い時期なので、注意が必要。希望した時期に、希望どおりの保育所に入れない場合もありますから、そのためにも余裕を持って準備をすることが必要です。十分な情報を集め、お試し保育を受け入れているところもありますから、この時期から少しずつ慣らしていくことも大事です。
また、子育てをしながらママが仕事を続けていくためには、家族のサポートが必須です。保育所に預けるとはいっても、病気をしたり、時間が遅くなったりすれば、多かれ少なかれ誰かの手助けが必要になり、それを自分ひとりで抱えるのは不可能といえます。仕事を続けることについては、パパとこの機会にじっくりと話し合い、十分にお互いの生き方を理解しあう姿勢が大切です。それがあれば自然と家事分担などもスムーズに行くでしょう。
製作:ベビカム編集部